マンション売却で発生する費用とは?事前に知っておくべきポイント

       
公開日:2025/05/15  

費用発生

マンションを売却する際には、さまざまな費用が発生します。仲介手数料や印紙税、登記費用などの基本的な費用に加えて、売却益にかかる税金や引越し費用なども考慮する必要があります。事前に必要なコストを把握しておくことで、スムーズな売却計画を立てることができます。本記事では、マンション売却時にかかる主な費用について解説します。

売却時に必ず発生する仲介手数料の計算方法とは?

マンションを売却する際に不動産会社へ仲介を依頼すると、成功報酬として仲介手数料が発生します。この手数料は法律で上限が定められており、売却価格によって異なる計算方法が適用されます。

具体的には、売却価格が200万円以下の場合は5%、200万円を超え400万円以下の場合は4%に一定額を加算、400万円を超える場合は3%に一定額を加えたものが上限となります。売却価格が高くなるほど、仲介手数料の金額も大きくなります。

たとえば、3,000万円で売却する場合、上限額は約96万円(税抜)となります。さらに、これに消費税が加わるため、最終的な負担額は100万円を超えることになります。仲介手数料は売却価格に直接影響されるため、事前に計算しておくことが重要です。

また、不動産会社によっては手数料の割引や交渉が可能な場合もあるため、複数の業者を比較検討するのも有効な手段となるでしょう。

意外と知らない印紙税と登記費用の具体的な金額

売買契約を締結する際には、契約書に収入印紙を貼付する必要があります。これが印紙税と呼ばれる費用で、契約金額に応じて税額が決まります。現在、2025年3月31日までの軽減税率が適用されており、1,000万円超~5,000万円以下の契約では1万円の印紙税がかかります。

たとえば、3,000万円のマンションを売却する場合、この印紙税は1万円となります。契約額が大きくなると、それにともない印紙税の金額も増加するため、事前に確認しておくことが重要です。

また、住宅ローンが残っているマンションを売却する際には、抵当権抹消登記の手続きが必要になります。この登記には、登録免許税と司法書士報酬という2つの費用が発生します。登録免許税は不動産1件につき1,000円がかかり、マンションの場合は建物と土地の2件分で合計2,000円が必要です。

さらに、この登記手続きを司法書士に依頼する場合は、司法書士報酬が1万円から3万円程度かかることが一般的です。これらの費用は、マンションの売却時に必ず発生するわけではありませんが、住宅ローンが残っている場合には避けられないコストとなります。

そのため、売却を検討する際は、あらかじめ必要な費用を把握し、資金計画を立てておくことが大切です。しっかりと準備しておくことで、売却手続きをスムーズに進めることができ、予想外の出費に慌てることもなくなるでしょう。

税金・引越し費用などそのほかのコストも把握しよう

マンションを売却して利益が出た場合、譲渡所得税の支払いが必要になります。譲渡所得税の税率は所有期間によって異なり、5年以下の場合は約39.63%、5年を超える場合は約20.315%となります

ただし、一定の条件を満たすと、3,000万円の特別控除などの優遇措置を受けることができるため、実際の課税額を抑えることが可能です。適用条件を確認し、事前に対策を講じておくことが重要です。

また、売却後の生活を考えるうえで、忘れてはならないのが引越し費用です。新居への移転には、荷物の量や移動距離、引越し業者の選択などによって異なるコストがかかります。

とくに引越しの繁忙期である春や秋は料金が高騰しやすいため、余裕をもった計画を立てることでコストを抑えられる可能性が高くなります。さらに、ハウスクリーニング費用も発生することが多く、物件の引き渡し時にきれいな状態にしておくことが求められます。

クリーニングを専門業者に依頼する場合、その費用はマンションの広さや清掃内容によって異なりますが、一般的に数万円程度がかかります。とくに長年住んでいた物件では、汚れや傷が目立つことが多いため、事前に見積もりを取っておくと安心です。

また、ケースによっては測量費用が必要となることもあります。これは、土地の正確な面積を測定するためのもので、とくに土地付きのマンションを売却する場合に求められることがあります。測量が必要かどうかは、不動産会社や司法書士に相談し、必要に応じて対応しましょう。

まとめ

マンション売却には、仲介手数料や印紙税、登記費用などの基本的なコストに加え、譲渡所得税や引越し費用、ハウスクリーニング費用など、さまざまな費用が発生します。売却の際にこれらのコストを見落としてしまうと、想定外の出費が発生し、手元に残る資金が大きく減少してしまう可能性があります。事前に必要な費用を把握し、売却価格の見積もりとあわせてシミュレーションを行うことで、よりスムーズな売却が可能になります。とくに、仲介手数料や税金については売却金額に大きく影響を与えるため、十分な準備をしておくことが大切です。計画的にマンション売却を進めることで、より満足のいく取引を実現しましょう。

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